
* 海に浮かぶタナ・ロット寺院
6月16日の朝、デンパサールビーチエリアのホテルを出発し、バリ島の観光に出かけました。

先ず、インド洋に面した海岸の海に浮かぶようなタナ・ロット寺院を見学しました。
見学とはいっても、満潮時でしたので寺院に渡ることはできません。
海岸からの見学です。

日本の七夕のような竹の飾り物が、至る所に立てられていました。
ヒンドゥー教の「ガルンガン」という、「戦いの祭り」の飾りです。
この飾りは「ペンジョール」といって、祭りが終わっても35日間立てたままだそうです。
次にジャワ島中部のジャティルウィの棚田に向かいました。
道路が狭いため、本日はマイクロバス二台に分乗しての行動でした。

山麓に近づくにつれて雲行きが怪しくなり、火山のバトゥカウ山は雨雲に隠れてしまいました。
棚田のあちこちに大きな火山岩がみられました。
人々は噴火の度、石や岩を取り除き、棚田を守ってきたのでしょう。

米は二期作で、収獲中の田や、すでに収獲を終えて次の作付のための水田も見られました。

日本と同じく、島国のインドネシアには至る所に棚田があるに違いありません。
ここジャティルウィの棚田は、規模の大きさと美しさで世界遺産に登録されています。
棚田を観ながらのインドネシア料理の昼食となりました。
昼食中に降った雨も上がり、次の観光地タマン・アユン寺院に向かいました。

タマン・アユン寺院は、バリ島で一番美しい寺院と言われているそうです。

綺麗な芝生に囲まれたヒンドゥー教寺院でした。

残念ながら、当日は寺院の中に入ることが出来ませんでした。
寺院内のメル(幾層になった塔)が、わずかに二塔垣間見られました。


バリ島の空には、大きな凧がたくさん上がっていました。
上空を吹く風が強く、何日も上がったままです。
夜中の風が止んだ時を見計らって、凧を下すのだそうです。
街角の店で、色とりどりの凧が売られていました。

ホテルに一旦戻り、少し休憩した後、ジンバランビーチに移動して夕食となりました。
レゴンダンスなどを観ながらのシーフード料理でした。
夕食後、暗くなったジンバランビーチの空に、みんなで南十字星を探しました。
明るい三つの星がくの字に見えました。
太平洋戦争中の日本兵のことなどを話しながら、バスでホテルに帰りました。
デンパサールビーチエリアのホテルに連泊しました。
2014.6.16 くまお
追記
「ガルンガン」とは、210日ごとに巡ってくるバリヒンドゥー教の祭礼日です。
世の中の善の悪に対する勝利を記念する祝日と言われており、各家の家寺や村の寺院に天上界の神々や自然霊、祖先霊が降り立ち、人々は供物でもてなし、祈りを捧げます。
祖先霊が各家庭に帰ってくる事から、日本のお盆のような宗教行事と言われる事もあります。
また、「クニンガン」とは、「ガルンガン」の日から10日後の祭日で、この日の正午に、地上に降り立った神々や自然霊、祖先霊が天上界に帰る日と言われています。
神を信じないマヤデナワ王に対するインドラ神の勝利は、悪に対する善の勝利として、ガルンガンの祭礼日となったのが、ガルンガンの始まりです。
(バリ島旅行,.com バリ島観光ものしりコラムより)
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