陶芸を中心に愛犬柴犬、趣味の家庭菜園、釣り、テニスなどを画像入りで書いていました。今は花・自然・テニス・釣り・料理・旅行などを日記風に綴っています。

御坂峠の富士
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10月8日(火)午前9時に休暇村を出発して、ひとまず河口湖を目指しました。
道の駅朝霧高原の手前を右折して、県道71号線を通り富士パノラマラインを走りました。
空は晴れて、富士は機嫌よく姿を見せてくれました。

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精進湖が見えるカメラスポットで休憩しました。
青木ヶ原樹海の向こうに精進湖、白い雲の上に南アルプスの山々がわずかに見えました。

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河口湖に着くころには、晴れていた空が曇りに変わってきました。
御坂峠の天下茶屋に行く時間を少しずらし、山中湖に向かいました。
「山中湖文学の森」に行ってみました。
文学館に入る時間の余裕がなく、展望のきく場所も分からないので、すぐに引き返しました。

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遊覧船にでも乗ろうかなと思っているうちに、何人かの観光客を乗せて出船してしまいました。
山中湖から東富士五湖道路(有料)を利用して、河口湖に戻りました。
カーナビを天下茶屋にセットして、河口湖大橋を渡り御坂峠への山道を走りました。

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途中で、車がやっと通れるほどの細い三ツ峠への登山道に出会いました。

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私は三ツ峠への道には行かず、左折した広い道を上って行きました。
12時20分ごろ、御坂峠の天下茶屋(標高1,300m)に到着しました。

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目の前に見えるはずの富士は、厚い雲に覆われていました。
何人かのお客さんが食べていた「ほうとう鍋」を私も注文しました。

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ほうとう鍋が出来上がるのに時間がかかりそうなので、茶屋の二階の「太宰治文学記念室」を見学させてもらいました。

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 * 私がその茶屋へ来て二・三日経って 井伏氏の仕事も一段落ついて
  或る晴れた午後 私たちは三ツ峠へのぼった  太宰治 富嶽百景より

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よく知られた『富嶽百景』の有名な一句です。

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20分ほどして、「ほうとう鍋」が出てきました。
大きな鉄鍋に具がたくさん入ってました。
ほうとう鍋の具は、太いうどんに油揚げ、かぼちゃ、白菜、人参、ごぼう、しいたけ、などでした。
私は温かい鍋をゆっくり食べながら、富士が姿を現すのを待ちました。

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富士はやっと少しだけ姿を現してはまた隠れてしまいました。
私は仕方なく辺りをうろうろして待ちました。

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茶屋の前の道路は、すぐに御坂トンネルへと通じていました。

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昭和5年に竣工したトンネルの入口の上に、「天下第一」と刻字されていました。

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きれいな蝶がシコンギクの花から花へ飛び回っていました。

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私は待つ間に茶屋の奥さんやご主人とお話したり、お土産を買ったりしました。

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2時間ほど待ち続けた甲斐があって、富士はようやく顔を出してくれました。

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私は得心して、峠の茶屋を辞しました。

    2013.10.8         くまお

追記

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              * 茶屋でもらったプリントより

教科書によく掲載される『富嶽百景』の一部分を抜粋しました。

 甲府市からバスにゆられて一時間。御坂峠へたどりつく。御坂峠、この峯の頂上に、天下茶屋という、小さい茶店があって、井伏鱒二氏が初夏のころから、ここの二階に、こもって仕事をして居られる。私は、それを知ってここに来た。
 ここから見た富士は、むかしから富士三景の一つにかぞえられているそうであるが、私は、あまり好かなかった。まるで、風呂屋のペンキ画だ。芝居の書割だ。どうにも注文どおりの景色で、私は恥ずかしくてならなかった。
 三七七八メートルの富士の山と、立派に相対峙し、みじんもゆるがず、なんと言うのか、金剛力草とでも言いたいくらい、けなげにすっくと立っていたあの月見草は、よかった。
 富士には、月見草がよく似合う。

 * 茶屋の奥さんが「特別に」と言ってくださった、「太宰治天下茶屋記念館」のパンフレットより

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             * 太宰治文学記念室の写真より

茶屋の奥さんは、親しみやすいきれいな方でした。
後ほど思い出してみると、女優竹下景子に似ていました。



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